赤い鳥居が導く、ふたりの新たな門出。揚輝荘の前撮り

苔むした石畳の先に現れる、朱色の鳥居。その向こうに続く庭園には、大正時代の空気がそのまま閉じ込められているような、不思議な時間が漂っています。名古屋市千種区・覚王山の高台に佇む「揚輝荘(ようきそう)」は、松坂屋百貨店の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民が大正から昭和初期にかけて築き上げた郊外別荘です。
かつては皇族・華族・政治家・文化人が集まり、国際的な社交場として華やいだこの場所は、今も5棟の市指定有形文化財と庭園が保存されています。和洋折衷の建物、石橋がかかる池泉庭園、そして赤い鳥居——ひとつの敷地の中にこれほど多彩な「絵」が詰まったロケーションは、名古屋でも他にありません。
「大正ロマンな雰囲気が好き」「レトロで特別感のある写真を残したい」「他のカップルとは全く違う一枚が欲しい」——そんな想いをお持ちのお二人に、揚輝荘という選択肢をぜひ知っていただきたいと思います。今回は揚輝荘ならではの撮影バリエーションを、プランナー目線でたっぷりとご紹介します。
— 目次 —
揚輝荘という「物語のある場所」
揚輝荘の名前は、漢詩の一節「秋月揚明輝」から取られたとも言われています。月見の名所であったこの高台に、松坂屋初代社長・伊藤次郎左衛門祐民が心血を注いで築いた別荘は、最盛期には1万坪の敷地に30数棟もの建物が立ち並んでいたといいます。皇族や政治家、世界各国の文化人が訪れ、国際的な交流が生まれた場所——その格式と歴史の重みが、今も揚輝荘全体に静かに漂っています。
現在は北園と南園に分かれており、北庭園(無料)と南園の聴松閣(有料)が一般公開されています。5棟の建造物は名古屋市の有形文化財に指定されており、訪れるたびに「本物の歴史」が写真に宿ります。有名な観光地ではなく、どちらかといえば知る人ぞ知る隠れた名所であることも、「人とは違う写真を残したい」というカップルから支持される理由のひとつです。

揚輝荘が他のロケ地と決定的に異なるのは、「和」だけでなく「和洋折衷」「大正モダン」という独特のフィルターを持っているという点です。純粋な日本庭園でも、純粋な洋館でもない——大正という時代が生んだ、東西が交差するハイブリッドな美しさが、どんな衣装・どんなスタイルの撮影にも独特の奥行きを与えてくれます。赤い鳥居、廊橋、洋館、日本庭園——これだけのバリエーションが一か所に揃う場所は、名古屋でも他に見当たりません。
赤い鳥居——ふたりの旅立ちにふさわしい一枚
揚輝荘の撮影で真っ先に挙がるのが、敷地内に佇む朱色の鳥居です。苔と緑に囲まれた石畳の先に、静かに立つその姿は、日本の美意識の核心を突くような存在感を持っています。「新しい旅立ち」「縁結び」という意味が重なる鳥居の前で撮る前撮り写真は、文字通りふたりの新たな門出を象徴する一枚になります。

朱色の鳥居は、和装との相性が群を抜いています。白無垢の白と鳥居の朱のコントラストは、どんなフィルターをかけるよりも美しい色の対比を生み出します。色打掛や振袖の場合も、着物の色によって全く異なる印象の写真になるため、「どんな衣装でも映える」という確実さが揚輝荘の鳥居の強みです。さらに、鳥居の向こうに続く参道のような空間を奥行きとして捉えた構図は、見る人が思わず目を止めるような引力を持ちます。
鳥居のそばには緑の苔が広がり、石畳の古い質感が写真全体に時代の重みを与えてくれます。都市の中にいながら、時間が止まったような静寂の中で撮れるこのショットは、揚輝荘前撮りを選んだカップルが「一番好き」と言う率が高い、看板ともいえるシーンです。
白雲橋——廊橋が生む、物語のワンシーン
北庭園のシンボルとも言えるのが「白雲橋(はくうんきょう)」です。京都・修学院離宮の千歳橋を模したと伝えられるこの廊橋は、池の上を渡る形で架けられており、橋そのものが一枚の絵になるほどの存在感を持っています。

揚輝荘ならではの歴史と風情を感じられる白雲橋は、おふたりの特別な思い出を残すのにぴったりのロケーションです。
聴松閣——大正ロマンが息づく洋館
揚輝荘において最も「大正ロマン」という言葉が似合うのが、南園に建つ「聴松閣(ちょうしょうかく)」です。昭和12年に迎賓館として建てられたこの建物は、英国のハーフティンバー様式を取り入れた山荘風の外観と、英国・中国など各国の様式を折衷した内装を持つ、唯一無二の洋館です。地上3階・地下1階という構造で、地下には舞踏場や精巧な壁画が今も残されています。

建物の細部にも注目してみてください。木の格子や装飾的な窓枠、石造りのテラス——どこを切り取っても「絵になる」設計が随所に施されており、引きで撮っても寄りで撮っても物語性のある写真が生まれます。カメラマンが建物のどの角度から光を読むかによっても仕上がりが変わるため、撮影プランの幅が非常に広いスポットです。
伴華楼・三賞亭——和と洋が交差する空間
北庭園の中に建つ「伴華楼(ばんかろう)」は、もともと尾張徳川家ゆかりの座敷に鈴木禎次設計の洋室を増築した、和洋が見事に融合した建物です。外から見ると一見シンプルに見えますが、近づくほどに細部の意匠の凝り方に気がつきます。庭園の緑を背景にしたその佇まいは、大正時代の「日本が西洋を取り込んでいった」時代の空気を今に伝えています。
「三賞亭(さんしょうてい)」は、揚輝荘に現存する最も古い建物で、大正7年に伊藤家本宅から移築されたものです。簡素でありながら格調ある佇まいは、茶の心を感じさせる趣があります。三賞亭の前に広がる庭の石畳や松の木は、和装写真の背景として申し分なく、余白を活かした凛とした一枚が生まれます。

揚輝荘の撮影が「バリエーション豊か」と言われる最大の理由は、こうして一か所の敷地内に時代も様式も異なる複数の建物が存在しているからです。鳥居→庭園→廊橋→洋館→茶室と移動するだけで、全く異なる世界観の写真が次々と生まれる。このロケ地の底力は、実際に撮影されたカップルの写真を見ていただくのが何より伝わるかと思います。
北庭園——池泉が映す、しずかな美
北庭園の中心には、池泉回遊式の庭園が広がっています。水辺のそばに佇む和装姿は、水面が光を揺らす自然の力を借りて、写真に奥行きと生命感をもたらします。池の周囲を巡る回遊路は、お二人が並んで歩くシーンや、立ち止まって水面を眺めるシーンなど、動きのある自然なショットを撮るのにも最適な動線になっています。

庭園の緑は一年を通じて豊かで、新緑や深緑の季節はとりわけ写真映えします。池の水面に木々の緑が映り込む景色は、季節に関係なく美しく、「いつ行っても外れがない」という安定感が揚輝荘の大きな魅力のひとつです。早朝の誰もいない時間帯に庭園を散策するような感覚で撮影できる落ち着いた環境も、写真に静謐な美しさをもたらしてくれます。
揚輝荘に映える衣装の選び方
揚輝荘の最大のポイントのひとつが、和装・洋装どちらにも深く対応できるという衣装の懐の広さです。他のロケ地では「和装専用」「洋装向き」という住み分けが生まれやすいのに対して、揚輝荘は場所ごとに全く違う世界観を持っているため、その日の撮影プランに応じて衣装を選ぶ自由度が高くなります。

衣装別・揚輝荘のおすすめスタイル
白無垢:赤い鳥居との白×朱のコントラストが絶品。聴松閣の前でも清楚な品格が際立ちます。
色打掛:深紅・藍・金など、格調ある色味が揚輝荘の歴史感と共鳴します。白雲橋でのショットが特におすすめ。
大正ロマン洋装:アンティークレースのドレス、レトロなワンピースは、聴松閣の外観と奇跡的にマッチします。
「揚輝荘で撮影したい」というご相談をいただいた際には、どのスポットをメインにしたいか・どんな雰囲気の写真を残したいかをお聞きした上で、最適な衣装をご提案させていただきます。
取り扱っている和装・洋装のラインナップは衣装ページでご確認いただけます。
プランのご案内
揚輝荘での和装前撮りは、ロケーションフォトプランでお楽しみいただけます。衣装レンタル・ヘアメイク・撮影・データお渡しまでをトータルでサポートします。歴史ある建築や美しい庭園、趣あふれる撮影スポットが点在する揚輝荘。運命の一着をまといながら、揚輝荘ならではの上質で特別なフォトウェディングを叶えてみませんか?
揚輝荘をはじめとする人気ロケ地での前撮りは、こちらのプランをご確認ください。
当日の撮影の流れ
当日はザ・スカイウェディングで着付け・ヘアメイクをすませてから揚輝荘へ移動します。覚王山の街並みそのものもレトロな雰囲気があり、道中も撮影気分を高めてくれます。

撮影は鳥居・白雲橋・聴松閣・北庭園など、お二人のご希望と当日の光の状況にあわせながら進めていきます。揚輝荘のようにスポットが点在するロケ地では、撮影前に「どのシーンを絶対に押さえたいか」の優先順位をスタッフとすり合わせておくと、当日よりスムーズに撮影を楽しんでいただけます。撮影後はデータを後日お渡しいたします。

こんな方に特におすすめ
揚輝荘は、どちらかといえば「感度の高い方に深く刺さる」ロケ地です。以下のような想いをお持ちのカップルには、特に強くおすすめしたいと思っています。
✿ 大正ロマン・レトロが好き
アンティーク・レトロ・大正モダンな雰囲気が好きな方にとって、揚輝荘はこれ以上ない舞台です。
✿ 他と被らない写真が撮りたい
有名すぎず、でも歴史ある場所で——そんな絶妙なバランスを求める方に揚輝荘はぴったりです。
✿ 一か所でたくさんのシーンを
鳥居・廊橋・洋館・庭園と、移動が少ないのに写真のバリエーションが豊富なのが揚輝荘の強みです。
✿ 和装も洋装も楽しみたい
白無垢×鳥居、大正ロマン洋装×洋館と、和装でも洋装でも叶えてくれます。
実際にご利用いただいた方の声
揚輝荘で撮影されたカップルからは、「どこを切り取っても絵になった」「ここで撮ったと話すと必ず話題になる」「大正ロマンが好きな自分たちにとって夢みたいなロケ地だった」というお声を多くいただいています。
特に「想定以上にバリエーションが出た」という驚きのお声が多く、揚輝荘の撮影スポットの多彩さを実感していただけているようです。

揚輝荘で撮影されたカップルの生の声は、こちらからご覧いただけます。
まとめ

赤い鳥居、廊橋、洋館、日本庭園——揚輝荘は、一か所でこれほど異なる世界観の写真を生み出せるロケ地を、他には知りません。大正から昭和初期の文化と歴史が積み重なったこの場所には、時代を超えて人を引きつける「物語の力」があります。
「レトロが好き」「大正ロマンな写真を残したい」「有名すぎないけれど本物の歴史がある場所で撮りたい」——そんな感性を持ったお二人に、揚輝荘という選択肢をぜひ検討していただきたいと思います。まずはお気軽にご相談ください。
― Taisho Romance ―
揚輝荘での前撮り、
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