結婚式をしないおふたりへ。フォトウェディングという新しい結婚のカタチ

「結婚式はしない。でも、ふたりだけの特別な一日は、ちゃんと形に残したい」。そんな声を、私たちは本当によく耳にします。時代とともに結婚のかたちは大きく変わり、披露宴やゲストを招く挙式にこだわらず、自分たちらしい選択をするおふたりが増えています。準備の負担、費用、家族構成の多様化——理由はさまざまですが、根底にあるのは「周囲の慣習よりも、ふたりの気持ちを大切にしたい」という思いです。
かといって、何も残さないのはちょっと寂しい。入籍だけで区切りをつけてしまうと、後になって「せめて写真だけでも残しておけばよかった」と感じる方も少なくありません。そんなお二人の間で今、静かに支持を広げているのが「フォトウェディング」という選択肢です。この記事では、結婚式をしない選択をする理由から、フォトウェディングでできること、当日の流れ、衣装やロケーションの選び方、費用の目安まで、プランナー目線でじっくりお伝えしていきます。
INDEX | 目次
結婚式をしない選択が増えている理由
かつては「結婚したら式を挙げるのが当たり前」という空気がありましたが、今はずいぶん事情が変わりました。ゲストを招く披露宴には、会場費や引き出物、招待状のやり取りなど、想像以上に多くの準備と費用、そして時間がかかります。半年から一年をかけて準備を重ねるカップルも珍しくありません。その負担よりも、新生活の資金や新婚旅行に使いたい、あるいはもっとコンパクトに、気持ちよく結婚生活をスタートさせたいと考えるおふたりが増えているのは、ごく自然な流れとも言えるでしょう。

また、家族の形やライフスタイルが多様化したことも大きな理由のひとつです。再婚のおふたり、遠方に住むご家族への配慮が必要なおふたり、大人数の披露宴という場そのものが苦手なおふたり——事情はさまざまですが、共通しているのは「自分たちらしい選択をしたい」という思いです。周囲の期待や慣習よりも、ふたりの気持ちを大切にする。そうした価値観の変化が、結婚式をしないという選択を後押ししています。
結婚式をしない理由として多く聞かれる声
REASON 01
準備の負担を減らしたい
会場選びや招待客対応など、長期にわたる準備の時間と労力を軽くしたいという声です。
REASON 02
費用を新生活にあてたい
式にかける費用を、新居や新婚旅行など、これからの暮らしに使いたいという考え方です。
REASON 03
家族の事情に配慮したい
再婚や遠方の親族への配慮など、大人数を招くことが難しい事情を持つおふたりも多くいます。

とはいえ、「何もしない」ことに寂しさや心残りを感じる方も少なくありません。だからこそ今、挙式や披露宴という大きな準備をせずに、ふたりの特別な瞬間だけをぎゅっと凝縮して残せるフォトウェディングが選ばれています。以下は、一般的な挙式スタイルとフォトウェディングを簡単に比較した表です。どちらが優れているというものではなく、大切にしたいものによって選び方が変わってくることが分かります。
| 比較項目 | 挙式・披露宴あり | フォトウェディング |
|---|---|---|
| 準備期間 | 半年〜1年程度 | 1〜2か月程度から可能 |
| ゲスト対応 | 招待状・席次・引き出物など多数 | 基本的に不要(同席も可) |
| 当日の所要時間 | 半日〜1日 | 数時間〜半日 |
| 残るもの | 当日の記憶・写真・映像 | こだわり抜いた写真・映像 |
フォトウェディングとは?
フォトウェディングとは、その名の通り「写真」を中心にした結婚のお祝いのかたちです。挙式や披露宴は行わず、ウェディングドレスや紋付袴などの正装に身を包み、プロのカメラマンとヘアメイクのもとで撮影だけを行います。スタジオでの撮影はもちろん、公園や海辺、街並みなど、思い出の場所やお気に入りの景色をロケーションに選ぶこともできるのが魅力です。

「結婚式はしないけれど、ウェディングドレスは着てみたかった」「証拠写真ではなく、ちゃんとした一枚を残したい」——そんな声に応えられるのが、フォトウェディングという選択肢です。
式や披露宴のように大勢のゲストへの気配りをする必要がなく、進行に追われることもありません。撮影自体は数時間から半日ほどで完結するため、体力的な負担も少なく、体調に不安がある方や、遠方から親御さんを招くのが難しい方にも選ばれています。会場のキャンセルポリシーや天候による延期など、式ならではの気苦労が少ないのも、心理的なハードルを下げてくれるポイントです。
写真として形に残ることで、何年経っても見返せる財産になるのも大きな魅力です。リビングに飾ったり、アルバムにしてご両親へ贈ったり。式のように一日限りのものではなく、ずっと日常の中に寄り添ってくれる思い出になります。時間が経つほどに、その一枚の価値がじわじわと増していくと語る先輩カップルも少なくありません。
フォトウェディングでできること
フォトウェディングとひとことで言っても、その撮影スタイルはさまざまです。スタジオでしっとりとしたポートレートを残す方もいれば、思い出の公園や街を舞台に、ふたりらしい自然体のカットを重視する方もいます。どちらか一方に絞る必要はなく、組み合わせることも可能です。まずは主なスタイルを一覧で見比べてみましょう。

| 撮影スタイル | 雰囲気 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| スタジオ撮影 | 上品・洗練 | 天候を気にせずじっくり撮りたい方 |
| ロケーション撮影 | 開放的・自然体 | 思い出の景色を残したい方 |
| チャペル撮影 | 厳か・特別感 | 式らしい雰囲気を味わいたい方 |
| スタジオ&ロケーション | 両方の魅力を欲張りに | 一日でバリエーション豊かに残したい方 |
静かで洗練された空間でじっくり撮りたい方には、光や背景をコントロールしやすいスタジオでの撮影がおすすめです。
思い出の景色の中で、風や光を感じながら自然な表情を残したい方には、屋外での撮影がぴったりです。
「どちらも捨てがたい」という方には、スタジオとロケーションを組み合わせたプランもあります。上品な一枚と開放感のある一枚、両方の魅力を一日で楽しめるのは、フォトウェディングならではの贅沢と言えるでしょう。さらに、教会のようなチャペル空間で厳かな雰囲気を味わいたい方には、チャペルでの撮影プランも用意されています。挙式そのものは行わなくても、あの独特の空気感の中で写真を残せるのは、多くのおふたりにとって特別な体験になっています。

厳かなチャペルの空気の中で、指輪交換のような特別なワンシーンを残したい方には、チャペルでの撮影がおすすめです。
また、写真だけでなく、当日の空気感や自然な会話まで映像として残したいという方には、撮影と一緒に映像を残せるプランもあります。数年後、写真では伝わりきらない「あの日の空気」を、動く映像で見返せるのは何ものにも代えがたい価値です。
写真だけでなく、当日の空気感まで映像に残したい方には、撮影と映像をセットで残せるプランもあります。
撮影当日のおおまかな流れ

当日の流れをイメージしておくと、初めての撮影でも安心して臨めます。一般的な流れをステップごとにご紹介します。
ヘアメイク・支度
プロの手によって、普段よりも少し華やかな、けれど自分らしさが残る表情に仕上げていきます。鏡の中の自分がどんどん特別な一日仕様になっていく様子は、それだけでも心が高鳴る瞬間です。
衣装の最終チェック
試着で決めた衣装に着替え、丈感やアクセサリーのバランスなど、細部まで最終確認を行います。この時間、鏡越しに見るお互いの姿に、思わず言葉を失うおふたりも多いようです。
撮影スタート
カメラマンやスタッフがポーズや表情のリードをしてくれるので、写真に慣れていないおふたりでも心配はいりません。緊張していたお二人も、撮影が進むにつれて自然な笑顔がこぼれ、気づけばあっという間に時間が過ぎていた、という声もよく聞かれます。
ロケーションへの移動(選択制)
スタジオとロケーションを組み合わせる場合は、移動を挟みながら、屋内・屋外それぞれの魅力を活かしたカットを重ねていきます。移動中の何気ない会話や表情も、実はカメラマンがそっと切り取っていることがあります。
撮影終了・仕上がりを待つ時間
撮影後は、数週間から1か月ほどでデータやアルバムが仕上がってきます。仕上がりを待つ時間もまた、結婚という節目をじんわりと味わえる大切なひとときです。
挙式のような一日限りの緊張感とは違い、写真という形でゆっくりと余韻に浸れるのも、フォトウェディングならではの魅力ではないでしょうか。
人気のロケーションスポット紹介
ロケーションフォトの魅力は、その土地ならではの景色や空気感を写真に閉じ込められることです。ここでは人気の撮影スポットのひとつ、庄内緑地公園をご紹介します。四季折々の緑と広々とした芝生、開放的な空が広がるこの公園は、自然光を活かしたやわらかい雰囲気の写真を残したいおふたりに特に人気です。

木漏れ日の中を歩くカット、芝生に座ってふたりで笑い合うカット、広い空を背景にした開放感のあるカットなど、同じ公園でも切り取り方によって表情豊かな一枚一枚が生まれます。春は新緑、夏は青空とのコントラスト、秋は色づく木々、冬は澄んだ空気と、四季を通じて表情を変える自然が、そのままふたりだけの背景になってくれるのも魅力のひとつです。撮影のプロは、その日の光の向きや時間帯まで計算しながらベストな場所を選んでくれるので、おふたりは思いきり景色とその瞬間を楽しむだけで大丈夫です。
「緑と空の広がりがそのまま背景になって、まるで映画のワンシーンみたいな一枚が撮れました」——庄内緑地公園で撮影された先輩カップルの声より。
庄内緑地公園で撮影した先輩カップルたちが、実際にどんな一日を過ごしたのか。リアルな声もぜひ参考にしてみてください。
他にも、都会的な街並みを背景にしたスポットや、海辺の開放的なロケーションなど、選べる撮影地はさまざまです。ふたりの思い出の場所や、憧れていた景色をロケーションに選ぶことで、写真そのものにふたりだけのストーリーが宿ります。どのスポットが人気なのか、まずはランキング形式でチェックしてみるのもおすすめです。
「どこで撮ろうか迷っている」という方には、人気のロケーションスポットをまとめたランキングが参考になります。
衣装選びの楽しみ方

フォトウェディングのもうひとつの醍醐味が、衣装選びです。挙式や披露宴では、進行やお色直しの都合上、選べる衣装の数に限りがあることも少なくありません。その点フォトウェディングなら、撮影の合間にドレスやタキシードを着替えて、複数のスタイルを一度に楽しめるプランもあります。ドレスラインごとの特徴を知っておくと、当日の試着がぐっとスムーズになります。
| ドレスライン | 印象 | こんな方に |
|---|---|---|
| Aライン | 上品・クラシカル | 定番の花嫁らしさを求める方 |
| マーメイドライン | 大人っぽく華やか | 体のラインを美しく見せたい方 |
| プリンセスライン | 可憐でロマンティック | ボリューム感を楽しみたい方 |
| 和装 | 凛とした佇まい | 和の趣きを大切にしたい方 |
3着や4着といったプランを選べば、スタジオではしっとりとしたクラシカルなドレス、屋外では動きやすいカジュアルなスタイルというように、シーンに合わせた着替えも楽しめます。普段の自分とは違う表情を発見できるのも、衣装選びの醍醐味のひとつです。
「1着だけじゃ選びきれない」という方には、複数の衣装をシーンごとに着替えられるプランもおすすめです。

どんな衣装が似合うか分からない、という方も心配いりません。プランナーやスタイリストが、おふたりの雰囲気やなりたいイメージをヒアリングしながら、体型や好みに合わせた一着を一緒に探していきます。試着の段階で複数のラインを実際に羽織ってみることで、写真では分からない着心地やシルエットの違いも体感できます。
当日までにお気に入りの一着のイメージを膨らませておくと、衣装選びの時間がもっと楽しくなります。
ご家族やペットと一緒に残す一日

結婚式は行わなくても、これまで支えてくれたご両親や、大切な家族の一員であるペットと一緒に一枚を残したいと考えるおふたりも多くいらっしゃいます。フォトウェディングなら、大人数のゲストを招く必要がないぶん、こうした身近な方々との時間を、より自然な形で写真に残すことができます。
かしこまった記念写真ではなく、笑い合う自然な表情や、ペットとじゃれ合う何気ない瞬間まで切り取れるのも魅力です。将来、お子さんが生まれたときに見返す一枚として、あるいはご両親への感謝を伝える一枚として、家族の物語がつまったアルバムを残すことができます。撮影の合間にご両親から自然と出てくる労いの言葉や、ペットの何気ない仕草まで、カメラマンがそっとシャッターを切ってくれることも珍しくありません。
ご家族やペットと一緒に、賑やかで温かい一日を過ごしたい方には、家族向けのプランがおすすめです。
費用の目安

気になる費用は、選ぶプランや衣装の数、撮影場所によって幅があります。挙式や披露宴を行う場合と比べると、全体の費用を大きく抑えられるケースがほとんどですが、「思ったより安く済んだ」と感じる方もいれば、「こだわりたい部分にはしっかり予算をかけた」という方もいます。大切なのは、価格の安さだけで選ぶのではなく、ふたりが何を一番残したいのかを軸に考えることです。
| 検討ポイント | 費用への影響 |
|---|---|
| 衣装の着数 | 着数が増えるほど費用も上がる傾向 |
| 撮影データ枚数 | 全データ収録か厳選かで変動 |
| アルバムの有無 | 冊子仕様やページ数により変動 |
| 撮影場所の数 | スタジオのみか複数ロケかで変動 |
費用を考えるときのヒント
まずは気になるプランのページで内容を確認し、不明点は相談の際に遠慮なく聞いてみてください。時期によってはお得なキャンペーンが用意されていることもあるので、検討を始めたタイミングでチェックしておくのがおすすめです。
お得な特典が用意されている時期もあります。撮影を検討し始めたタイミングで、一度チェックしてみてください。
先輩カップルの声

「結婚式をしないことに、最初は少し寂しさもありました。でも撮影が始まったら、ふたりの時間に集中できて、これで良かったと心から思えました」
「派手な演出はいらない。ただ、あの日の自分たちの表情を、ちゃんと残しておきたかった」
実際に撮影を終えたおふたりからは、そんな声が数多く寄せられています。結婚式をしないという選択に迷いがあった方ほど、写真というかたちに残すことで気持ちの区切りがつき、心が晴れやかになったと語ってくれることが多いのも印象的です。
実際に撮影をされたおふたりのリアルな感想は、当日をイメージする何よりの参考になります。
まとめ
結婚式をしないという選択は、決してさみしいものでも、何かを諦めるものでもありません。むしろ、ふたりにとって本当に大切なものだけを選び取る、前向きな決断です。そしてその選択の中で、フォトウェディングは「形に残したい」という気持ちにそっと応えてくれる存在です。
ドレスを着てみたかった、ふたりだけの特別な時間を過ごしたかった、家族との自然な一枚を残したかった——どんな理由であっても、フォトウェディングという選択肢が、おふたりらしい結婚のかたちを叶える一助になれば幸いです。まずは気軽に、どんな撮影ができるのか話を聞いてみることから始めてみませんか。


